暑中お見舞い申し上げます

暑い日が続いています。
8月は、中学3年生は夏期講習会を行います。
そして、小学6年生~中学2年生は、通常授業内で1学期の復習と2学期の予習を中心に授業を進めます。中学2年生は前学年の復習も含みます。

中学3年生の夏期講習会は、5教科全40コマの授業となります。
かなりのボリュームで大変なのですが、夏期講習会を終える頃には、みんな「立派な受験生」に変身しています。
今年も充実した夏期講習会にしたいと思います。

新型コロナウイルスの感染が拡大していますが、しっかりと感染対策をしつつ、「力をつける夏休み」「さらに飛躍する夏休み」にしてゆきたいと思います。
8月も、よろしくお願い申し上げます。

厳しい暑さが続いています。くれぐれもご自愛下さい。

第18回 粥川すず著『エリートは學び足りない』(モーニングKC)

マンガ、粥川すず著『エリートは學び足りない』(モーニングKC)を読んだ。

舞台は大正時代の旧制高校である。
野生児の大石君は親友が欲しかった。そして、新入生入寮の日に、文芸新人賞を受賞してすでに有名だった梅原君を親友と決め、「親友になってくれ」と猪突猛進で攻めまくる。
『エリートは學び足りない』は、この二人を軸に物語は進む「旧制高校友情コメディー」である。

旧制高校は、明治から昭和前期に日本にあった高等教育機関である。
現在の高校と違って、「四年制大学の教養部」といった位置づけであった。
入学枠は非常に少ない。全寮制の男子のみの超エリート教育機関だ。
旧制高校はどんどん増えていって、一番多い時で約40校存在した。
そのなかでも「ナンバースクール」という第一高等学校から第八高等学校はさらに「狹き門」であった。

時期にもよるが、学科を選ばなければ、旧制高校の卒業生は帝国大学(東京、京都、東北、九州、北海道、京城、台北、大阪、名古屋)に入学できたそうである。
戦後、日本の植民地であった京城(現在の韓国のソウル)、台北(台湾)は廃止され、残りの7校が新制大学、いわゆる受験界での「旧帝」になった。
旧制高校に入学することは、現在の難関大学に入学するよりもはるかに難しかったと思う。

学帽にマント、下駄に手拭い、バンカラな学生たちが、寮生活の中で、酒を飲み、煙草を吸い、文学書や哲学書を読み、人生を語る、旧制高校にはそんなイメージがある。

昔々、文学部史学科の学生だった私は、「明治期の師範学校」をテーマにして卒業論文を書いた。その流れで旧制高校についても調べてみた。
そんなわけで、このマンガはとても興味深く読むことができた。

第2巻の発売は今年の12月頃だそうだ。
今からとても楽しみである。

第17回 大きな決断

30年以上購読していた新聞を辞めることにした。

大好きな新聞だった。
しかし、ここ数年、内容がどんどんひどくなっていた。
権力に対する批判精神がなくなり、「どうしちゃったの?」と思うことが多くなっていたのだ。
それでも、大学生の頃から読み続けてきたこともあり、愛着もあったので購読を辞めるという決断はできなかった。

しかし、今、多くの国民が関心を持っているはずの「自民党議員と統一教会との関係」について、ちゃんと報道しないのである。
いつになったら報道するのかと思っていたが、残念ながら、まともに切り込み、記事にするつもりはないらしい。

報道に関して、何年も前から「新聞やテレビが駄目になった」と言われていた。
そして、今回のことで本当にそう思った。
週刊誌やネットテレビ、一部の地方紙などはがんばっている。
しかし、全国紙や地上波テレビは本当に駄目になってしまったと思った。

残念ながら、全国紙と地上波テレビだけを見ていたのでは社会の真実は見えてこないだろう。
今の時代、ネットがあって本当に良かったと思う。

マスメディアは権力にすり寄ってはいけない。
権力に対して、常に批判精神を持って、緊張感を持って接していなければいけないと思う。
残念ながら、この新聞にはそれがなくなってしまった。
もちろん、社内にはがんばっている記者さんもたくさんいると思う。
しかし、それが記事に反映されていないのだ。
組織の問題なのだと思う。
文化面や連載などは大好きで、毎回とても楽しみにしていたのだけれど。
それが読めなくなってしまうのは本当に淋しい。

「おかしい」と思いつつ購読を続けるのは、信用できない政治家に投票するようなものである。
だから、本当に残念なのだが購読を辞めることにした。
来月からは、がんばっている新聞を購読することにした。

私にとっては非常に大きな決断である。

【保護者の皆様へ】三者面談会、お世話になりました

7月18日に、今年度第1回目の三者面談会を無事終えることができました。
(急きょ予定を変更された方は今週中に行います。)
今回は全塾生と保護者の方にご参加いただきました。
お忙しい中、三者面談会にご出席いただきましてありがとうございました。

当塾は、塾生とのコミュニケーションはもちろん、保護者の皆様とのコミュニケーションをとても大切に考えております。
次回の三者面談会は11月に予定していますが、それ以前でもご相談ごとがあれば面談を行います。遠慮なくご連絡下さい。

8月は、中3生は夏期講習会を、小6~中2生は通常授業内で1学期の復習と2学期の予習を行ってゆきます。
塾生たちには当塾での学習を通して、「力をつける夏休み」「さらに飛躍する夏休み」にして欲しいと思います。 今後ともよろしくお願い申し上げます。

第16回 忘れられない投手

7月8日に、第104回全国高校野球選手権栃木大会が始まる。
今年もどんな熱戦が繰り広げられるのか、とても楽しみである。

現在、当塾の卒業生たちも3校の高校の野球部に所属している。3年生にとっては最後の大会になる。彼らには悔いのない大会にして欲しいと思う。

栃木大会でも毎年たくさんのヒーローが生まれる。
そして、時間を経っても忘れられない選手がいる。
その中の一人が、2013年、第95回大会の青藍泰斗の澤田大季(ひろき)投手である。

東京出身の澤田投手は、この大会、たったひとりで6試合を投げ抜いた。
投球数は680球だった。
テレビで見ていて、「こんなに投げさせたら壊れてしまうぞ」と心配になったくらいだ。

作新学院との決勝戦、澤田投手は9回2アウトまできた。
あと1つのアウトを取れば甲子園出場が決まる。
しかし、あと1人ということで力尽きてしまった。


ピンチになっても辛い表情を見せず、それどころか苦笑いを見せつつ淡々投げていた。
そんな澤田投手が忘れられない。
試合が終わっても、やりきったという表情がすがすがしかった。

当時、そんな澤田投手を私は短歌にしてみた。
以下がその短歌である。

ピンチでも表情変へず淡々と得意のボールを投げ込む澤田

東京を離れ栃木の高校に来て野球部のエースとなりぬ

六試合をたつた一人で投げてゐる君の顔には疲れが見える

恐らくは気力で投げてゐるのだらう決勝戦のマウンドの君

九回二死走者なしから死球出しエース澤田の調子が狂ふ

六試合六八〇球投げて澤田大季(ひろき)の夏が終はりぬ

名門の作新相手にエース澤田が(せい)(らん)泰斗(たいと)の意地を見せたり

「短歌人 平成二十五年 十月号  第856号」より

高校卒業後、澤田投手は白鷗大に進学した。
そして、投球ホームをアンダースローに変えたということをネットで知った。

さあ、今年はどんな熱戦が繰り広げられるのか。
高校球児のみなさん、がんばってください!
エアコンの効いた涼しい部屋から応援しています!

第15回 山川選手、栗山選手、おめでとうございます!

6月26日の楽天戦(楽天生命パーク)で、埼玉西武ライオンズの山川穂高選手が通算200号本塁打を達成した。
日本人選手最速の697試合目での200号本塁打達成。新記録だそうである。
勢いづいた山川選手は、同じ試合で201号のホームランも打つ。
このニュースは翌日の一般紙(毎日新聞)にも大きく取り上げられていた。

山川選手、200号本塁打達成、おめでとうございます!
山川選手のホームランはベルーナドームで何度も見ていますが、また現地で勢いのあるホームランを見たいと思います。
これからますます暑くなってきます。
「灼熱地獄」「水のないサウナ」などと言われ評判の悪いベルーナドームですが、暑さに負けずにがんばって下さい。応援しています!

6月28日の日ハム戦(ベルーナドーム)で、埼玉西武ライオンズの栗山巧選手が史上12人目となる「同一球場での通算1000安打」を達成した。
しかも記念の1000本目はライトスタンドに打ち込むホームランだった。
栗山選手は昨年に2000安打を達成していたライオンズのレジェンドである。
ヒーローインタビューで栗山選手は次のように語った。目に涙を浮かべていたようにも見えた。

「この球場ができていろんなことがあったと思うんですけど、それでもゲームがある日は当たり前のように僕らはゲームができますし、この環境を整えてくれている球場スタッフ、みなさんに感謝しています。これからも1本でも多くこのベルーナドームでヒットが打てるように頑張ります」

「夏は蒸し暑く、春先と秋口は寒すぎる」と言われ、「12球団で1番環境が悪い」とバカにされるベルーナドームを、こんなふうに言ってくれる栗山選手は、人としても本当にすばらしいのである。

ライオンズ一筋、いつもライオンズ愛を語ってくれる栗山選手、本当におめでとうございます!
チャンスに強く、美しいホームで安打を量産する栗山選手が大好きです。
これからもライオンズの柱として若い選手を引っ張っていって下さい。応援しています!

開幕から選手のケガやコロナ感染などで調子が悪かったライオンズ。
5位に低迷していた時期もあったが、少しずつ選手が戻ってきて戦力が整ってきた。
そして、なんと昨日で5連勝。
1位のソフトバンクとの差は2.5ゲーム差まで縮まった。

選手のみなさん、まだまだシーズンは長いですが、暑さに負けずにがんばって下さい!