第28期生の私立高の合格高校が確定しました。
合格、おめでとうございます!
合格高校は以下の通りです。
- 作新学院
高英進部(2)
総合進学部(1)
情報科学部(2) - 文星芸術大学附属高
普通科(1)
総合ビジネス科(1) - 宇都宮文星女子高
総合ビジネス科(1) - 岩瀬日本大高
特別進学コース(1)
日大進学コース(1)
第28期生の私立高の合格高校が確定しました。
合格、おめでとうございます!
合格高校は以下の通りです。
宮島未奈著『婚活マエストロ』(文藝春秋)を読む。
『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)で大ブレークをした宮島さんの3冊目の小説。
主人公は40歳のフリーライター・猪名川健人。
彼はネットの「コタツ記事」を書いてなんとか生活している。
結婚願望はない彼だったが、婚活パーティーの取材をきっかけに、婚活パーティーに深くかかわることになっていく。
「婚活マエストロ」と呼ばれている鏡原奈緒子も魅力的な登場人物だ。
宮島さんの文体は読みやすく、しかも読者を物語に没頭させる力がある。
予想通りの結末で終わるが、それも心地よく、読後感が良い。
『成瀬は天下を取りにいく』『成瀬は信じた道をいく』同様、元気がもらえる小説だ。
もちろん、私は参加しないけれど、「婚活パーティー」はなかなか興味深いものだと思った。
おすすめの一冊です。
『歴史に学ぶ「人たらし」の極意』(青春新書)を読む。
福島正則、徳川家康、加藤清正、伊達政宗、黒田官兵衛など、主に戦国武将の「人たらし」のエピソードが紹介されている。
田中角栄元首相など、昭和の政治家のエピソードも。
江戸時代の儒者である荻生徂徠は、歴史を学ぶ楽しみとして以下のように語っている。
〈炒り豆をかじりながら古今の人物を罵るは最大の快事なり〉
この本はその反対、歴史上の人物の魅力が書かれている。
「人たらし」になろうとして他者と接するのではなく、自然とそのような振る舞いができる人物こそが本物なのだろう。
読んでいて楽しい本だった。
以下は下野新聞(2025年1月6日)に掲載された拙文です。
コロナ禍を経て教育のデジタル化が進んだ。学校では学習用端末が1人1台与えられている。2025年度からは中学校でも新しい教科書が使用されることになり、これまで以上にデジタル化が進むだろう。
もちろん、動画や音声が加わることで内容の理解が深まるというメリットはある。しかし、教育のデジタルが進みすぎるとマイナス面もたくさんあるのだ。実際、デジタル教育先進国のスウェーデンでは、子どもたちの学力低下が深刻で、紙の教科書の復活が叫ばれているそうだ。
全体的な傾向として、子どもたちの読解力や漢字を書く力、集中力などが低下していると感じる。教育の基本は「紙の本を読む」「紙の辞書を引く」「鉛筆で紙に文字を書く」だ。デジタル社会が進む今こそ、「子どもとデジタル教育」について考えてゆきたいと思う。
以下は下野新聞(2025年1月6日)に掲載された拙文です。
コロナ禍を経て教育のデジタル化が進んだ。学校では学習用端末が1人1台与えられている。2025年度からは中学校でも新しい教科書が使用されることになり、これまで以上にデジタル化が進むだろう。
もちろん、動画や音声が加わることで内容の理解が深まるというメリットはある。しかし、教育のデジタルが進みすぎるとマイナス面もたくさんあるのだ。実際、デジタル教育先進国のスウェーデンでは、子どもたちの学力低下が深刻で、紙の教科書の復活が叫ばれているそうだ。
全体的な傾向として、子どもたちの読解力や漢字を書く力、集中力などが低下していると感じる。教育の基本は「紙の本を読む」「紙の辞書を引く」「鉛筆で紙に文字を書く」だ。デジタル社会が進む今こそ、「子どもとデジタル教育」について考えてゆきたいと思う。
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます
1月4日(土)から、中学3年生は冬期講習会再開です。
また、中学1・2年生を対象として自習室を開放します。是非、利用して下さい。
通常授業は1月8日(水)開始です。
塾生のみなさん、2025年もがんばってゆきましょう!
今回のTBSのドキュメンタリー番組「情熱大陸」は、2夜連続のスペシャル放送だった。
密着取材された人は、元メジャーリーガーのイチロー氏である。
現在、イチロー氏の肩書は、「マリナーズ会長付特別補佐インストラクター」。
51歳のイチロー氏は、現在も現役時代とかわらないトレーニングを続けている。
松井秀喜氏(50)との対談がおもしろかった。
イチロー、松井の両氏は、すべてがデータ化、数値化され、選手が自分の頭で考えなくなってしまったメジャーリーグの野球は退屈でつまらないと言う。
そして、日本のプロ野球がメジャーリーグの野球のようになってしまうことを恐れていた。
数値化できないもの、感性を大切にする両氏は、さすがだと思った。
一流のスポーツ選手は「芸術家」でもあるのだ。
現在、イチロー選手は高校生の指導も行っている。
高校生たちに、以下のようなことを話していた(内容は正確ではありません)。
自分の指導で、野球が上手くなってくれるのはうれしい。
でも、自分はそれよりもっと先を考えている。
君たちには人の痛みがわかる人になって欲しい。
つまり、「野球を通して、人間としても成長して欲しい」ということだろう。
まったく同感だ。
私も、日々の学習指導を通して、子どもたちには「人として成長して欲しい」と願っているからだ。
今回の「情熱大陸」は予想以上におもしろく、学びも多かった。
当塾の2学期の通常授業は12月23日が最終日です。
中学3年生は、12月26日から冬期講習会を行います。
中学3年生のみなさん、仲間とともにがんばりましょう!
冬休み中は、中学1・2年生を対象に自習室を開放します(無料)。
学習時間を確保するためにも、是非、尚朋スクールの自習室を利用して下さい。
2024年もあと10日。
26日からは中学3年生の冬期講習会が始まり忙しくなる。
そのような中でも、いや、そのような時だからこそ、読書は通常運転でゆきたいと思う。
現在読んでいる本、そして年末年始に読もうと思っている本が以下の8冊。
島田雅彦著『大転生時代』(文藝春秋)
童門冬二著『歴史に学ぶ「人たらし」の極意』(青春出版)
黒田杏子著『第一句集 木の椅子』(コールサック社)
久江雅彦・内田恭司編『小選挙区制は日本をどう変えたか』(岩波書店)
田中優子著『蔦屋重三郎 江戸を編集した男』(文春新書)
ペン編集部『蔦屋重三郎とその時代。』(CCCメディアハウス)
嵐山光三郎著『芭蕉の誘惑』(JTB)
小池光著『新選 小池光歌集』(現代短歌文庫)
小池光先生は、私の短歌の師匠である。
というわけで、年末年始は以上8冊を時間を見つけて読んでゆきたい。