第19回  浦沢直樹著『20世紀少年』(ビッグコミックス)

私にとって、今一番の関心事は「統一教会と自民党議員の関係」である。
連日、次から次へと新しい事実が発覚して、驚いたり、憤ったりしている。
長年にわたってカルト宗教が日本の政治に強い影響力を持っていたのかと思うと、本当にぞっとする。

今回のことに関して、がんばっている新聞やテレビ局がある。
その一方で、まったく報道しない、ほとんど報道しない新聞やテレビ局もある。
後者のニュースにしか接していない人は、別な世界に生きているようなものだと思う。
われわれ国民は、この現実を理解した上で、世界や日本で起きていることを判断すべきである。

現代はネットが普及していて本当に良かったと思う。

がんばっている報道機関を応援したい。
そして、日本をまともな国に戻すように、さらにがんばって欲しい。

今回のことで、ずいぶん前に読んだマンガを思い出した。
浦沢直樹さんの「20世紀少年」(1999~2006年)である。

作中、カリスマ性のある「ともだち」というカルト宗教の教祖が出てきて、世界の滅亡を企てる。
そして、「友民党」という政党を作って、政治の世界にも介入し、国を動かし始めるのだ。
多くの国民も「ともだち」に洗脳されてしまう。

このマンガの詳しい内容は忘れてしまったが、「ともだち」や「友民党」、「ともだち」に洗脳されてしまった政治家や国民に薄気味悪さを感じたものだ。
まさか、現実にこのマンガと似たようなことが日本で起こるなんて。本当に信じられない。
驚きと強い憤りを感じる。

「統一教会と自民党議員の関係」をすべて明らかにし、関係していた議員は反省し、きっぱりと手を切ってほしい。
日本の政治が正常になることを願っている。 そのためにも、がんばっているジャーナリスト、弁護士、政治家や報道機関を応援したいと思う。

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