時代小説家の池波正太郎さん(1923~90年)が誕生して、今年の1月で100年を迎えた。
東京新聞では、1月30日と31日の紙面で特集を組んでいた。
30日の記事では、作家の今村翔吾さんが池波さんに対する熱い思いを述べていた。
池波作品を愛する作家さんは多い。
とくに、歴史小説や時代小説を書く方たちは、池波さんから大きな影響を受けているようだ。
私は、池波作品のほんの一部しか読んでいないのだが、登場人物たちは人情味があって、立ち居振る舞いがスマートで、とても魅力的という印象がある。
彼らは人間や社会の表も裏も分かっていて、それでいて情に厚く、正義感が強くて、こんな人が職場の上司だったり自分の師匠だったりしたら幸せだなと思う。
新聞の記事を読んで、久しぶりに池波作品を読もうと思い、『剣客商売』の第一巻を読み返している。
60歳の剣術家・秋山小兵衛、やっぱりカッコいい。
というわけで、最近は寝床で『剣客商売』を読んでいる。
根深汁すすり池波正太郎
この句は、昔(15、6年くらい前、もっと前かも?)に作ったもの。
自分でも気に入っている句です。