第113回 「香害」「日用品公害」についての投書(2本)

当塾では、「香害」や「日用品公害」について積極的に発信しています。

お子さんとご自身の健康を守るために、少しでも多くの方に「香害」「日用品公害」などの問題を知ってほしいです。

香り長持ちの柔軟剤だけでなく、抗菌剤入り洗剤や抗菌消臭スプレーも人体に悪影響を及ぼします。記憶力や集中力を低下させるため、学力面でも関係してきます。

以下は、今年、東京新聞と下野新聞に掲載された拙文です。

◆国が「香害」規制して!

東京新聞 2024年3月27日掲載

合成洗剤、柔軟仕上げ剤などに含まれる合成香料のにおいによって体調を崩す人が増えている。交流サイト(SNS)上では、これらの製品が原因で体調を崩してしまった人たち、化学物質過敏症になってしまった人たちがその苦しみを訴えている。

私は経営している学習塾で、約1年前から「香害」や「日用品公害」について、保護者や子どもたちに積極的に発信している。この問題に対して積極的に取り組んでいる自治体もある。先日の国会では、高橋千鶴子衆議院議員が取り上げてくださった。

多くの人に「香害」「日用品公害」を知ってほしい。国は健康被害をもたらすこれらの製品を今すぐ規制すべきだ。そして、洗剤メーカーには被害者の声を真摯に受け止めてほしい。

◆洗剤成分で被害「香害」の認識を

下野新聞 2024年4月9日掲載

4月9日付の本紙にマイクロプラスチック(MP)についての記事があった。MPというと包装容器や衣料品の細かくなった物を思い浮かべる人が多いが、MPは香り長持ちの柔軟剤にも使用されている。

柔軟剤や抗菌剤入り洗剤、抗菌消臭スプレーで体調を崩している人が増えている。化学物質過敏症を発症してしまう人も多い。周囲の人が利用する柔軟剤や洗剤で体調を崩してしまうため、学校や会社に行けない、仕事を辞めなければならない人も少なくない。これらの問題は「香害」や「日用品公害」と言われ、SNS上で被害を訴えている人がたくさんいる。

佐久市や宝塚市のように、この問題に対して積極的な対策をとっている自治体もあるが、全国的に見れば少数だ。是非、多くの方に「香害」や「日用品公害」などの問題について知って欲しいと思う。

「夏の体験教室」受講生募集中(小6・中1)

尚朋スクールでは夏休みに「夏の体験教室」を開講します。
8月の1か月間、尚朋スクールの授業・指導を体験していただけます。
料金は授業料のみ(1か月分)となります。
「夏休み中に1学期の復習をしっかりとやりたい」
「夏休み中に勉強する習慣をつけたい」
「夏休み中にこれまでの遅れを取り戻したい」
「夏休み中に大きく成長したい」
「夏休み中に尚朋スクールの授業を体験してみたい」

このような人は、是非、尚朋スクールの「夏の体験教室」を受講して下さい!

小学生

  • 期 間
    8月  
  • 指導教科
    小学6年生
    英語・算数 1教科または2教科
  • 授業回数
    英語4回、算数4回
  • 授業内容
    英語(基本の徹底・学習方法の指導)
    算数(1学期の復習と2学期の予習)
  • 指導時間
    午後6:00~7:20(休み時間あり)
  • 講 師
    専任講師
  • 受講料
    1教科  6,600円
    2教科 10,780円

中学1年生

  • 期 間
    8月
  • 指導教科
    英・数・理・社・国(5教科)
  • 授業回数
    8回(文系教科4回、理系教科4回)
  • 授業内容
    1学期の復習、2学期の予習
  • 授業時間
    午後8:00~10:00(休み時間あり)
  • 講 師
    専任講師
  • 受講料
    15,070円

※中学1年生は、塾生と一緒に模試(全国模試)を受けることができます。
希望者・受験料(4,100円)

「中3夏期講習会生募集中」

8月は、中学3年生が本格的に受験勉強を開始する時期です。
尚朋スクールの夏期講習会でしっかりと勉強して力をつけて下さい。

尚朋スクールの夏期講習会

◎1・2年生の復習を中心に、3年1学期までの総復習を行います
◎授業は全40コマ、バランスのよい5教科指導を行います ※1コマ50分
◎受験に立ち向かう姿勢を身につけさせます
◎一人ひとりの弱点を把握し、弱点克服に努めます
◎2学期以降に、模試や実力テストなどで飛躍的に成績を伸ばす塾生がたくさんいます

  • 期 間
    8月 1日(木)~30日(金) 40コマ
  • 時 間
    ①午後1:30~5:30  (休み時間あり)
    ②午後8:00~10:00 (休み時間あり)
  • 指導教科
    英語・数学・理科・社会・国語
  • 授業内容
    1年~3年1学期までの総復習
  • 受講料
    58,000円 (税込)
    ※塾生は47,000円

※受講料には教材費が含まれます。
※2学期以降も継続される場合は入塾金が半額となります。
※夏期講習会の実施時間は日によって違います。「昼の部」と「夜の部」の2つありますのでご注意下さい。
※県立高校の一日体験学習と各中学校の実力テストが実施される日を外して日程を組んでいます。

夏期講習会を受講した塾生の感想をご紹介します。

◆夏期講習会を受けて、各教科の苦手だった応用問題を自力で解けるようになって嬉しかった。社会の歴史は一つ一つの用語は分かっていても歴史の流れが分かっていなかった。でも夏期講習会を受けて歴史の流れが分かった。夏期講習会で中身の濃い勉強をたくさんできて良かった。(茂木高合格)

◆英語では塾生が英作文を黒板に書いて、それを先生が添削するという形式だった。それが楽しかったし、自分が理解不足だったところに気づけて良かった。宿題をきちんとやって真剣に取り組めた。夏期講習会を受けて良かったです。(石橋高合格)

◆夏期講習会では、自分の苦手なところをたくさんやってくれた。授業は分かりやすかったし、詳しく教えてもらえた。良い時間を過ごせたと思う。(真岡工業高合格)

◆僕は3年生から尚朋スクールに入塾したので1・2年生の内容がかなり抜けていた。でも夏期講習会を受講して1・2年生の内容の総復習ができたので自信がついた。英語の文法、数学の1次方程式、国語の文章題、理科の計算問題、歴史の鎌倉時代など、それまで苦手だったところができるようになった。( 茂木高合格)

◆夏期講習会を受けたことで勉強する時間がかなり増えた。苦手分野も克服できて充実した夏休みになった。(茂木高合格)

◆1、2年生の総復習ができて良かった。夏期講習会ではいろいろな問題に触れることができて良かった。( 真岡女子高)

◆英文法、英語構文、数学の証明など、忘れていたことをたくさん復習できた。仲間と共にたくさん勉強できて、力もついて、充実した夏期講習会だった。( 真岡高合格)

第112回 清水克行著『室町は今日もハードボイルド』

清水克行さんの『室町は今日もハードボイルド』(新潮社)を読む。

清水さんは歴史学者、専門は日本中世史。

日本の中世史(平安時代後期~戦国時代)の人々の「常識」は、現代に生きる我々とは全く違う。それは外国といってもいいほどだ。

この本は、そんな中世に生きる人々と中世社会を興味深く伝えてくれる。

「多様性」「やられたらやり返す」「人身売買は珍しくなかった」「モノには所有者の魂が乗り移っている」「うわなり打ち」「荘園は聖なる場所であった」など、現代人にとって中世社会は驚くことばかりである。

清水さんは「週刊文春」にエッセイを連載されていて、その中で学生の頃はエッセイストになりたかったと書かれていた。
そんな方なので、文章が読みやすく、おもしろく、複雑で難解な中世史もとてもよく理解できるのだ。

清水さんのおかげで、日本中世史がちょっとしたマイブームになっている。

第111回 なかがわ水遊園

ときどき、無性に海が見たくなる。

多くの栃木県人にとって、海といえば茨城県の「大洗」「大洗サンビーチ海水浴場」ではないだろうか?

「次の休みの日には大洗へ海を見に行こう」と思うけれど、いざその日になると、「ちょっと遠いなぁ」「行きはいいけど帰りが面倒」などと思って計画は頓挫する。
そのかわりに那珂川、とくに茂木町の那珂川(「大瀬のやな」周辺)へ行くことが多い。

6月16日(日)も、大洗行きはやめて、那珂川に行ってきた。
ちょっと足を延ばして、大田原市にある「なかがわ水遊園」にも行ってきた。
ここは栃木県人なら誰でも知っている「日本最大級」の「川の水族館」である。

子どもたちが小さかった頃は家族で何度か来たことがある。
今回は、オヤジ一人で行ってきた。

6月15日が「県民の日」ということで、子どもの入場料は無料だった。
もちろん、オヤジは有料、900円の入場料を払って入館する。

やはり家族連れが多かった。

水族館


「鯉のぼり」ではなく「鮎のぼり」がありました。

見ているだけで涼しくなります。

企画展は「メダカ」でした。私は睡蓮鉢3つ、バケツ1つにメダカを飼っています。

園内の芝生広場が美しい。

帰りに、ホームグラウンドならぬ「ホームリバー?」の茂木町の那珂川(「大瀬のやな」周辺)に寄りました。
時間的に遅かったので、私の他は一家族(3人、子どもは小学3年生くらいの男の子?)がいただけ。
その家族もすぐに帰ってしまったので、私一人で那珂川を眺めていました。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」(鴨長明著『方丈記』)などと思いながら。

まだ梁は架けられていませんでした。

わずか5時間弱の小旅行だったが、気分転換できた。
次こそは、大洗に行きたいと思う。でも、また那珂川になりそう。

第110回 桜桃忌2024

昨日、6月19日は太宰治の忌日、桜桃忌だった。
私は桜桃忌前後には太宰作品を読むことにしているが、今年はすっかり忘れていた。
太宰ファンとしては失格である。
反省!

6月19日もあと10分で終わるという時に、慌てて太宰作品を読むことにした。
今回選んだのは「満願」。

「満願」は文庫本でわずか2ページ半。
とても短くて、エッセイのような作品だ。
太宰ファンにはとても評価が高く、心あたたまる大人の作品である。

今年の桜桃忌は終わったが、今月中は太宰の作品を読み返そうと思っている。

※「満願」は、新潮文庫では短編集『走れメロス』に入っています。

第109回 「ブログ100回記念クイズ」当選者発表!

「ブログ100回記念クイズ」にご応募いただきまして、本当にありがとうございました。
クイズの答えと当選者は以下の通りです。

◎クイズの答え 「100」

◎当選者(敬称略)
・不思議の国のアリス
・久保寺琢己
・榎本秀信
・巨人ファン
・佐藤博文
・EXIT
・ひゅ!

当選者の皆様には図書カード(500円分)をお送りします。

◎ブログの感想

・『成瀬は天下を取りにいく』という本を紹介している記事を読みました。私も先生に紹介されて買って読みました。自信をくれる本でした。本の紹介とかは私にとってうれしい情報です。(不思議の国のアリス)

  • いつも拝見させてもらっていますが、勉強になるお話ばかりです。これからもおもしろい記事を書いてください。(久保寺琢己)
  • ブログ「塾長の気まぐれ日記」、いつも楽しく読ませていただいてます。(榎本秀信)
  • 野球のことがのっていておもしろいです。(巨人ファン)
  • 西武ライオンズの情報、面白かったです。勝率上がるといいですね。
  • 塾内の様子が分かる写真が掲載されていて、楽しく拝見しました。(佐藤博文)
  • 私も気まぐれに塾長のブログを拝見しています。自分にも身近な事、興味があり気になった事、読んでいて面白いです。(EXIT)
  • 社会で起こっている問題と絡めた投稿も多く、勉強になっています。(ひゅ!)

ご意見・ご感想をいただきまして、ありがとうございました。
今後も「ゆる~く」書いていきたいと思います。
今後とも、よろしくお願い致します!

合格体験記・保護者様の感想

5月24日に、塾通信「Step By Step」の合格特集号が完成しました。
この中から、塾生を代表して書いてもらった合格体験記(3名)と塾生の感想(1名)、
保護者様の感想(1名)をご紹介します。

~合格体験記~  ※入塾順

自習室を利用しよう

真岡女子高合格 Aさん  
私は中学1年生の4月に尚朋スクールに入塾し、3年間通いました。
正直なかなかやる気が出ず、家ではあまり勉強しませんでした。塾の宿題もやらないこ
とが多く、反省しています。
 私たちの学年はのんびりしている学年で、一部の人を除いて、私同様あまり勉強していなかったと思います。そのため、塾長から、「この学年は受験生としての自覚が足りない! もっとしっかりやろう! 高校合格がゴールではないよ。入学してからが重要なんだ。とくに進学校に行く人は勉強する習慣が身についていなければついていけなくなるぞ!」と数え切れないほど発破をかけられました。
 塾長に尻を叩かれることで、のんびり屋の私も「さすがにこのままではまずい」と思いました。中3の秋頃です。そして、学習習慣をつけるために、授業のない日も塾の自習室に通うことにしました。私の他にも数名来ていて、私同様、毎日通っていた人もいました。
 自習室では、先生に個別に指導してもらえます。私は数学が大の苦手だったのですが、真砂子先生は丁寧に指導して下さいました。おかげで、できる問題がかなり増えました。入試直前には、自分の成績の伸びを実感しました。
やる気が出ない人、家では勉強できない人は、是非、自習室を利用して下さい。
 私は尚朋スクールでたくさんの思い出を作ることができました。私の学年は七井中生は私一人で、他はみんな益子中生でした。そんな環境がとても気に入っていました。
 塾長も真砂子先生も、授業は楽しく、ていねいで分かりやすい指導をして下さいました。3年間、本当にありがとうございました。

尚朋スクールに感謝

茂木高合格 Bさん
私は、尚朋スクールに入塾する前は勉強が苦手で、なかなかやる気も出ず、テストの点数や順位はひどいものでした。そこで、「このままではいけない」と思って尚朋スクールに入りました。
 塾というものに通うことがはじめてだったので、最初は不安で緊張していました。時間とともに仲間が増え、みんなと楽しく勉強することができました。そのおかげで、3年間で学年順位が40番も上がりました。本当に嬉しかったです。
 定期テスト前、自分一人ではやる気が出ず、毎回塾の自習室に通い始めました。自習室では、他の人たちも集中して勉強していて、「私もやらなければ」と思い、集中できました。また、わからない問題があった時、先生に質問すると、先生は一人ひとりに丁寧に理解するまで教えてくれました。本当にありがとうございます。
 尚朋スクールでは、毎回宿題が出ます。私は、入塾したばかりの頃はちゃんとやっていましたが、途中からやらないことが多くなってしまいました。それでも、学力は伸びていましたが、3年生になって、もっとちゃんとやっていればよかったと後悔しました。後悔しても仕方がないと思い、途中から宿題も頑張りました。怠けてしまった分を取り戻そうと、塾の自習室や町の図書室に通って頑張りました。そのおかげで、志望校に合格することができました。
 私が志望校に合格できたのは尚朋スクールのおかげです。私一人ではここまでたどり着けませんでした。本当に感謝しています。この感謝を忘れずに、これからの人生も日々努力していきたいです。

高校受験での体験

茂木高合格 Cさん
私は中学2年生の12月頃から尚朋スクールに通い始めました。尚朋スクールには私の兄も通っていたので、入塾前から興味がありました。私は正直、成績が良いというわけではありませんでした。テスト前にどんな勉強すればいいのかわからず、できない問題はそのままにしていました。しかし尚朋スクールに入ってからは計画性が身につき、正しい勉強法で勉強に取り組むことができました。
 尚朋スクールには先生が2人いて、通塾日が文系教科の日と理系教科の日に分かれていました。私は特に数学に苦手意識を持っていて、良い点をとることができませんでした。
答案が返ってくる度に、自分の点数を見て落ち込むということを繰り返していました。そんな時、尚朋スクールの先生たちはいつも励ましの言葉をかけてくれ、やる気を与えてくれました。質問に対しては、面倒くさがらず、私が理解できるまで丁寧に教えてくれました。おかげで、苦手な数学も基本問題はすらすら解けるようになりました。できなかった問題ができるようになると、問題を解くのが楽しくなりました。
 3年生になり、受験生としての自覚が出てきました。夏休み中には夏期講習会があり、毎日塾に通いました。仲間たちの頑張る姿に刺激を受けて、私も頑張ろうと思いました。夏期講習会では、入試の過去問を解いたり、小テストをしたりする日もありました。夏期講習会を通して、学習したことが身につき、力がついていることを実感できてうれしかったです。
 尚朋スクールの英語の授業では、3年生になって毎回英単語テストがありました。そのおかげで、英単語をたくさん覚えることができ、また英作文も書けるようになりました。
 私は復習に力を入れました。授業で学習したことを繰り返し勉強したことで、実力テストや定期テストの点数が上がり、先生方にほめられることが多くなりました。
 中3もいよいよ後半に入り、冬休みには冬期講習会が始まりました。冬期講習会では、入試本番で出そうな問題の演習や総まとめなどの対策が行われました。そのおかげで、かなり力がついたと思います。
 私は一般選抜で県立高を受けることに決めました。今年の茂木高校は定員割れしていたので、安心した気持ちもありました。それでも気を抜かずに、一生懸命に勉強し、直前期は生活の多くの時間を勉強に費やしました。
 県立高校の入試本番は、1月の私立高入試ほど緊張しませんでした。これまでしっかりと勉強してきたので、落ち着いて受けることができました。実力テストや模試と比べて、いつも以上の手応えを感じていました。
 合格発表日、自分の受験番号を見つけた時、これまであった緊張感が一気になくなり、うれしさで胸がいっぱいになりました。
 私は第一志望校である茂木高校に合格することができました。このようなすばらしい結果を出せたのは、受験期を支えてくれた家族、学校の先生方、そして尚朋スクールの先生のおかげです。受験を終えた今、感謝の気持ちでいっぱいです。尚朋スクールの仲間たちと、受験生としての一年間を乗り越えることができて本当に良かったです。高校生になっても怠けずに勉学に励みたいです。

~塾生の感想~

益子芳星高合格 Dさん
 約2年間お世話になりました。勉強に対して苦手意識が強かったのですが、分からない箇所をすぐに質問することができたので、勉強が楽しいと思えるようになりました。勉強のコツを教えていただいたおかげで、自分に合った勉強方法を身につけることができました。
 また、塾長の授業では、新聞を紹介してくれる機会があったため、ふだん触れることのない世の中の動きを知ることができ、そこから自分たち若者が何をすべきかを学ぶことができました。世の中のことに対して興味が湧き、ニュースを見るようになりました。
勉強をすることで物事を色々な角度からみることができ、自分の意見を持てるようになることを知りました。本当にありがとうございました。
 高校卒業後は、姉たちと同じ専門学校へ進学することを考えています。良い報告ができるように日々努力していきたいと思います。

~保護者様の声~

学び

N保護者様
 わが子が受験生となった1年間は、本人にとっても母親にとってもテストに対する意識がこれまでとは全く違いました。模擬試験の結果を見るたびに、「志望校合格に近づけるように」と、親としての声かけもピリッと厳しすぎてしまう事もありました。「何とかなる」という気持ちの本人と、私自身の高校受験の経験などが重なって混乱してしまい、塾の先生に相談にのって頂いたこともありました。
 自分の将来の夢を目標としながら、目の前の受験勉強を頑張ることの難しさ、本人は受験を通してこの難しさを身にしみて感じたことと思います。そんな中、塾へ行くと、先生方は優しく接してくれ、いつも励ましてくださいました。
 尚朋スクールはご夫婦で経営されていて、すごく温かい塾だと感じました。わからないことを何回質問しても嫌な顔をせず、気持ちよく対応して下さいました。また、本人に合った学習方法をさぐって下さり、細かい気遣いを感じました。「今日はこんな勉強もしたんだよ」、帰り道の車内でそんな会話をすることができて嬉しかったです。
 自習室を利用して帰る時、玄関先で先生から「頑張って!」と励ましの言葉をかけていただき、本人にとって大きな力になったようです。
 尚朋スクールでは、勉強だけでなく、親としての対応などについても熱心に教えてくださいました。長い間大変お世話になりました。たくさんの方にこの塾を知って頂きたいと思います。

第108回 永井紗耶子著『木挽町のあだ討ち』

永井紗耶子著『木挽町のあだ討ち』(新潮社)を読む。

永井さんの本(作品)を読むのはこれで3冊目。

第169回(2023年度)直木賞と第35回山本周五郎賞のダブル受賞作品。

時は江戸時代、舞台は江戸。
睦月(旧暦1月)、晦日(みそか)の雪の降る戌の刻(午後7時~9時頃)に、芝居小屋がある木挽町の裏通りで「仇討ち」があった。
菊之助という若い武士が、父親を殺した下男・作兵衛を斬り、無事仇討ちを成し遂げたのだ。
その2年後、菊之助の縁者である若い侍が木挽町を訪れ、菊之助と深い関係のあった芝居小屋で働く人々(5人)にその「仇討ち」について聞いて回る。

「仇討ち」の真相は、とても意外なものだった。
小説のタイトルは「仇討ち」ではなく「あだ討ち」である。

5人それぞれの語り口は落語を聞いているようで心地よい。
また、一人ひとりのこれまでの人生も明かされ、それらもとても興味深かった。
菊之助と彼らとの心温まる交流も美しい。

永井さんに「やられた!」という感想である。
☆5つ(5個中)の作品だ。
時代小説を読んだことがない人にもオススメの作品である。

少し時間を置いて、もう一度読み返してみたい。