武田一義さんの作品に『ペリリュー 楽園のゲルニカ』(白泉社、全10巻)がある。
太平洋戦争末期のペリリュー島での激戦を描いたマンガだ。
ペリリュー島では、日米合わせて5万人の兵士が殺し合ったとされている。
マンガは優しい絵であるが、内容は凄惨だ。
日本軍の狂気が伝わってきて、読んでいて苦しくなる。
先日、書店をのぞいたら、このマンガの外伝『ペリリュー 外伝』が並んでいたので購入した。これから読もうと思う。
今年は戦後79年だ。
ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザの攻撃は続いている。
我が国を振り返れば、日本は戦争可能な方向へ進んでいる。
戦争は、家族や友人など、大切な人を失うことになる。
そう考えれば、誰だって絶対に嫌なはずだ。
国の指導者の威勢のよい言葉に騙されてはいけない。
広島と長崎に原爆が落とされ、敗戦を迎えたのが1945年の8月だ。
8月には、戦争と平和について考えたいと思う。