第127回 酒井順子著『消費される階級』

最近話題になっている本、酒井順子著『消費される階級』(集英社)を読む。

酒井さんはエッセイストとして長年活躍されているが、私が酒井さんの本を読むのは今回が初めてだ。
ただし、これまで新聞や雑誌などで数え切れないほど酒井さんの文章を読んできた。

本の帯に「日本人の階級意識をあぶり出す21の視点。」とあり、昭和からこれまでの「階級」の変遷が、「ゆる~い文体」で「ゆる~く」書かれている。

酒井さんと私は同世代なので、「昭和のあの時代は確かにそうだったよね」と思いながら読んだ。

日本の社会は大きく変わってしまった。
日本はすっかり元気がなくなり、衰退に向かっている。
今の政治を見ていると、ますます衰退するだろう。

こんな日本になってしまった大きな原因は政治にあるのだが、ダメな政治家(政治屋)を選んでしまった国民の責任は大きいのである。

『消費される階級』、最初から最後まで「ゆる~い内容」でした。

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