宮城喜久子著『新版 ひめゆりの少女 十六歳の戦場』(高文研)を読む。

作者は、沖縄県立第一高等女学校4年生の時に、南風原陸軍病院に動員された。
この本は、それから約3か月間の地獄の記録である。
死がすぐ隣にある極限状態の日々、思い出すだけでも辛かったはずだ。
しかし、戦地で亡くなった友人たちのために、戦場の地獄を後世に伝えるために、この本を書いた。
現代に生きる私たちは、その思いをしっかりと受け止めて、次の世代に伝えていかなければならないと思う。
今日は80年目の「終戦の日」だ。
あの戦争でお亡くなりになった方々を追悼しつつ、戦争や平和について考えたいと思う。