第200回 「九十歳。何がめでたい」

2024年に公開された映画「九十歳。何がめでたい」を観る。

作家の佐藤愛子さんを、当時九十歳だった草笛光子さんが好演。
とても楽しい映画だった。

その後、この映画の原作のエッセイ集『九十歳。何がめでたい』(小学館)を読む。
出版された2016年頃、書店で平積みになっていたことを思い出した。

原作を読むと、映画は予想以上に原作に忠実に作られていることがわかる。

佐藤愛子さんは、小説だけでなくエッセイも評価が高いそうだ。
私は、以前に対談集を1冊読んだだけだった。
これから佐藤さんの小説や他のエッセイも読んでみたいと思う。

佐藤愛子さんは、現在、なんと101歳。
草笛光子さんは91歳。
本当に「すごい!」と思う。

お二方のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

◆当ブログは、今回で200回目となりました。
200回を記念して、プレゼント企画を実施します。
詳しくは、当ブログ201回目でお知らせします。

第199回 リベンジ

先日、妻がアンパンマンのパンを作りました。
このときは、食パンの生地で作ったため、いまひとつのできでした。

そこで、リベンジしました。
今回は、ちゃんとバターロールの生地で作りました。

前回よりは上手にできました。
今回は、私もちょっとだけ手伝いました。

一番不格好なものが、私が作ったものです。
さて、どれでしょう?

第198回 妻がアンパンマンを作りました

NHK「連続小説」の「あんぱん」、今日が最終回でした。
今回の朝ドラはおもしろくて、最後まで欠かさずに視聴しました。

現在、大学生の次男は、幼稚園児の頃はアンパンマンが大好きでした。
「あんぱん」を視聴していたこともあって、今、我が家ではアンパンマンが再ブーム中です。

そんなわけで、先日、妻(当塾の理系講師)がアンパンマンのパンを作りました。

とても美味しかったです。
ごちそうさまでした!

第197回 鳥嶋和彦著『ボツ』

鳥嶋和彦著『ボツ』(小学館集英社プロダクション)を読む。

この本は、聞き手の天野龍さんが鳥嶋さんにインタビューし、それを一冊にまとめたものである。

鳥嶋さんは「Dr.マシリト」として有名な、マンガ雑誌『ジャンプ』の伝説の編集者だ。
『ボツ』の副題は、『少年ジャンプ』伝説の編集長❝嫌われる❝仕事術。

鳥嶋さんは、鳥山明さんの才能を見出し、『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』で鳥山さんを売れっ子マンガ家にした。
その厳しすぎる姿勢は、陰険で性格の悪い「Dr.マシリト」として、鳥山さんのマンガに何度も登場する。

鳥嶋さんは、常に、作家、同僚、さらには上司や会社に対しても厳しい視点で見ている。
まったくブレない。
その理由は、常に読者を第一に考えているからだ。
この点が、並の編集者とは違うところだ。

二人三脚で歩んできた鳥山明さんは天才マンガ家であり、鳥嶋さんは天才編集者だと思う。

『ジャンプ』編集部の裏側、マンガ家のこと、ヒット作の秘話などが詳しく語られていて、とても興味深い一冊だった。
また『Dr.スランプ』と『ドラゴンボール』を読み返そうと思う。

第196回 上村裕香著『ほくほくおいも党』

上村裕香著『ほくほくおいも党』(小学館)を読む。

上村裕香さんは現在25歳の大学院生、この作品は大学の卒業制作が基になっているそうだ。
上村さんは、この作品を出版社に持ち込んだのだが3社に断られたようだ。

『ほくほくおいも党』には、左翼政党の政治家や党員を親に持つ子どもたち、「活動家二世」たちの苦悩が描かれている。
これまで、このようなテーマの小説はなかったと思う。

なかなか重い内容であった。
やはり、子どもは、親には自分のことを第一に考えて欲しいと思うものである。
そんなことを再確認させられる作品だった。

 第195回 宮島未奈著『それいけ! 平安部』

宮島未奈著『それいけ! 平安部』(小学館)を読む。

宮島さんは、『成瀬は天下を取りにいく』でブレークした人気作家だ。
この本は、宮島さんの4冊目の著書である。

主人公の牧原栞は、高校入学と同時に、同級生の平尾安以加に誘われて「平安部」の立ち上げに関わることになる。
上級生も含めて部員が5人になり、京都で行われる蹴鞠大会に出場。
その後、文化祭に向けて力を合わせて活動し、ついに文化祭当日を迎える。

『それいけ! 平安部』は、高校生たちの群像青春小説である。

宮島さんの文体はとても読みやすく、今回も最後まで一気に読んでしまった。
おもしろく読むことができたが、私としては、そろそろ成瀬シリーズの3冊目を読みたいと思っている。
宮島さん、よろしくお願いします!

第194回 鈴木俊貴著『僕には鳥の言葉がわかる』

鈴木俊貴著『僕には鳥の言葉がわかる』(小学館)を読む。
新聞や書評で紹介されていて、ずっと読みたいと思っていた本だ。

三度の飯よりもシジュウカラが好きな鈴木さんは、学生時代からシジュウカラの観察と研究を始める。
そして、シジュウカラが会話していること、しかも文法能力まであるということを発見するのだ。

どんな観察や実験をしたのか、読者は鈴木さんと一緒に体験できる。
文章は読みやすく、かわいらしいイラストもついている。

最初から最後まで、わくわくしながら読むことができた。
そして、読み終えて幸せな気分になれた。

大人はもちろん、中高校生にもオススメの一冊だ。

自習室を利用しましょう

定期テストに向けて自習室を開放しています。

現在、尚朋スクールには、益子中生、田野中生、七井中生、真岡東中生が通っていますが、来週、塾生が通うすべての中学校で定期テストがあります。

昨日は、中1~3年生の約10名が自習室に来て、集中して勉強していました。
家で集中できないという人は、ぜひ自習室を利用して下さい。

なお、7日(日)には「テスト対策学習会」を行います。
定期テストに向けて、がんばってゆきましょう!