宮島未奈著『それいけ! 平安部』(小学館)を読む。

宮島さんは、『成瀬は天下を取りにいく』でブレークした人気作家だ。
この本は、宮島さんの4冊目の著書である。
主人公の牧原栞は、高校入学と同時に、同級生の平尾安以加に誘われて「平安部」の立ち上げに関わることになる。
上級生も含めて部員が5人になり、京都で行われる蹴鞠大会に出場。
その後、文化祭に向けて力を合わせて活動し、ついに文化祭当日を迎える。
『それいけ! 平安部』は、高校生たちの群像青春小説である。
宮島さんの文体はとても読みやすく、今回も最後まで一気に読んでしまった。
おもしろく読むことができたが、私としては、そろそろ成瀬シリーズの3冊目を読みたいと思っている。
宮島さん、よろしくお願いします!