第231回 横山光輝著『鉄人28号』

横山光輝著『鉄人28号 原作完全版』(潮出版社)の第1巻、「鉄人28号誕生」を読む。
『鉄人28号』のマンガを読むのは初めてだ。

私にとって、横山光輝といえば『三国志』(文庫版で全30巻)だ。
以前は塾の教室に『三国志』を置いていた。
休み時間になると塾生たちは夢中になって読んでいた。
多くの塾生が手にしたので、ぼろぼろになってしまったくらいだ。
けれど、いつの間にか読む塾生がいなくなってしまったので、現在は教室には置いていない。

『鉄人28号』は横山光輝の出世作だ。
この作品があったから『水滸伝』『三国志』などが生まれたのである。

さて、実際に読んでみると、やはり「昔のマンガ」という印象を受けた。
どうしても古臭い印象が拭えないのだ。

意外だったのは、絵柄が『三国志』とまったく違っていたことだ。
『鉄人28号』の絵は、手塚治虫が描く、丸みを帯びた絵とそっくりなのである。

ネットには、横山光輝は手塚治虫に影響を受けマンガ家を志し、手塚との交流もあったと書かれていた。
なるほど、初期の横山光輝は、手塚治虫から大きな影響を受けていたのである。
そこから時間をかけて、独自の絵柄、独自の作風を確立していったのだろう。

久しぶりに『三国志』を読みたくなった。

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