1月半ばになって年賀状のことを書くのも無粋なのだけれど、年賀状の話を。
何年も前から年末になると新聞やネット上で「年賀状じまい」が話題になる。
「高齢により年賀状を書くのが負担になった」「年末の忙しい時期に年賀状を書くのは苦痛」「メールやLINEでつながっているから年賀状は不要」などの理由から、年賀状を書くのを辞める人が増えているようだ。
今年、ついに私のところにも「年賀状じまい」の年賀状が届いた。
大学の先輩からである。
実は、我が家は喪中なのだが、何かの手違いで送ってしまったのか、または「年賀状じまい」を決めたから送ったのか、そのへんの事情は分からない。
先輩の年賀状には、今年で年始の挨拶をやめるということ、今後は電話やメールなどで連絡するということなどが書かれていた。
実際に「年賀状じまい」を受け取ると、ちょっとさびしい気がするものだ。
確かに、年末の慌ただしい中、年賀状を書くというのはなかなか大変なものである。
今はLINEやメールで、いつでも連絡がとれる。
さらに、今年の秋には、手紙もハガキも3割を超える値上げとなるようだ。
現在、手紙(25g以内)84円が110円に、ハガキ63円が85円になるという。
今回の郵便料金の値上げで、年賀状離れはさらに加速するだろう。
さて、私はどうするか?
今のところ、「年賀状じまい」をするつもりはない。
つき合いは「年賀状だけ」という友人や知人も多いが、年に一度だけのつき合いも「また楽しからずや」である。
あれこれと添へ書き悩み年賀状
澤田初夫