第211回 修学旅行 「脱京都」の流れ

以下は下野新聞(2025年11月16日)に掲載された拙文です。

「脱京都」の流れ 意義ある旅行に

先日の本紙1面「修学旅行『脱京都』の兆し」を興味深く読んだ。個人的には、歴史の授業で学ぶ奈良や京都に行き、生徒たちに歴史を肌で感じてもらいたい。その一方で、現状の京都を考えると、「脱京都」の流れは仕方ないと思う。

投稿動画で京都の様子を見ることがあるが、京都の混雑具合は本当に異常だ。インバウンドの増加で宿泊費や飲食代が高騰しているそうだが、実際に価格を確認するとその高さに驚かされる。

コロナ禍やコロナ禍明けた時、修学旅行の行き先を長野や東北に変更した中学校があった。それらの地へ旅した中学生たちに感想を聞いたところ「本当は京都や奈良に行きたかった」ということだった。しかし、どこの地でも、その街独自の歴史や文化があるものだ。それらに接することは、とても意義のあることだと思う。

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