釈徹宗さんと若松英輔さんの往復書簡『宗教の本質』(講談社現代新書)を読む。

釈徹宗さんは浄土真宗の僧侶で宗教学者、キリスト教者の若松英輔さんは批評家・随筆家、お二人ともとても有名な方だ。
『宗教の本質』は、このお二人による3年半の往復書簡である。
とくに印象に残った点、私にとって新しい発見が2つあった。
それは以下の2つである。
1つは、司馬遼太郎が太宰治を「聖なるあこがれ」を持っていた人と評していたこと。
もう1つは、宗教聖典は「声を出して読む」ようにできていて、これはどの宗教にも共通している、「宗教聖典を合唱することによって『聖なる場』が出現する」ということ。
『宗教の本質』は往復書簡なので、対談集とは違ったおもしろさがある。
宗教について、学びの多い一冊だった。
