3月18日(火)に、第28回目の合格祝賀会(終了式)を開催しました。
第28期生全員が顔を合わせる最後の日でした。
とても感動的な時間を過ごすことができました。
当日提出してもらったアンケートや合格体験記も感動的な内容でした。
塾通信「Step By Step」の合格特集号は、5月下旬〜6月に発行予定です。
完成しましたら塾生に配付します。
どうぞご期待下さい。
3月18日(火)に、第28回目の合格祝賀会(終了式)を開催しました。
第28期生全員が顔を合わせる最後の日でした。
とても感動的な時間を過ごすことができました。
当日提出してもらったアンケートや合格体験記も感動的な内容でした。
塾通信「Step By Step」の合格特集号は、5月下旬〜6月に発行予定です。
完成しましたら塾生に配付します。
どうぞご期待下さい。
村山由佳著『PRIZE』(文藝春秋)を読む。
売れっ子作家である天羽カインは、全国の書店員が選ぶ「本屋大賞」は受賞したものの、その他の文学賞とは縁が無い。
中堅作家である彼女は、日本の最高峰である直木賞の候補には何度もあがっていたが、いつも落選する。
自分の作品は選考委員たちの作品よりもずっと売れているのに、なぜ賞をくれないのか?
自分の作品のどこに問題があるのか?
選考委員は自分に嫉妬しているのではないか?
天羽カインは悩み、怒り狂う。
天羽カインは直木賞への執着を隠すことなく、受賞に向けて、編集者の緒沢千紘と二人三脚で作品を作り上げてゆく。
文壇や直木賞、出版社の裏事情などがたくさん描かれていて、読書好きにはたまらない。
作家は己を曝け出すものであるが、「村山さん、ここまでやるか」と思うような作品だった。
そして、意外な結末。
最後まで一気に読んでしまった。
村山由佳は、令和の無頼派作家なのかもしれない。
今年最初のプロ野球観戦のため、埼玉西武ライオンズの本拠地ベルーナドームへ行ってきた。
最近は背番号なしのレプリカユニフォームを着ていたが、今回は思うところあって〈背番号55〉の秋山翔吾選手のもので観戦した。
秋山選手は現在、セ・リーグの広島東洋カープでプレーしている。
秋山選手がカープに移籍してからは〈背番号55〉は封印していた。
こんな日が来るなんて。
「思うところ」は秘密です。
観戦記は後日書きたいと思っています。
今年も当塾の塾生は全員が第一志望校に合格しました。
以下が第28期生の合格高校です。
なお、各学校の合格高校は、単数または複数です。
本日は県立高校・一般選抜の合格発表日でした。
今年も当塾の塾生は全員が第一志望校に合格しました。
第28期生のみなさん、合格おめでとうございます!
朝井まかて著『秘密の花園』(日本経済新聞出版)を読む。
『秘密の花園』は『南総里見八犬伝』の作者である曲亭馬琴(滝沢馬琴)が主人公の小説。
馬琴が苦労人というのは有名な話だ。
彼の妻は感情の抑制が難しく、しょっちゅう爆発的に怒ったりしていた。また、心の通じ合っていた長男は自分より先に他界してしまう。
馬琴自身が73歳で失明すると、長男の妻が口述筆記をすることで彼を助ける。
妻はそのことが気に入らず、不機嫌がさらに激しくなる。
版元とのトラブル、長男の死、自身の失明など、たくさんの苦難を乗り越え、約28年かけて『南総里見八犬伝』を完成させる。
そんな馬琴が主人公のため、『秘密の花園』はとても重苦しい作品だった。
そのせいか、読了するまで少し時間がかかってしまった。
ハードカバーで466ページある『秘密の花園』は、重厚感のある作品だった。
新中1生は、中学校生活が始まる前の3月~4月入塾がオススメです。
「中学校に入ると部活動もあるので、中学校生活に慣れてから入塾させよう」「勉強についていけなくなってから塾を考えよう」とお考えの方もいらっしゃいます。
当塾の授業は「先取り学習(学校の予習)」です。
学校の少し先を学ぶことで、心に余裕を持って中学校に通うことができます。
毎年、「もっと早く入塾させれば良かった」「大変だと思ったけれど、最初から尚朋スクールに入塾させたので順調に中学校生活をスタートすることができた」などの感想をいただきます。
当塾では、中学校生活の心構えや自主学習のやり方なども指導します。
中1の最初から当塾に入塾することで、勉強面で自信がつき、精神面でも余裕が出てきます。
是非、当塾の授業を体験して下さい。
お気軽にお問い合わせ下さい。
当塾の新学期は3月25日(火)に始まります。
現在、新学期生、体験入塾生を募集しています。
新年度を機に、「がんばってみよう」「自分を変えたい」「仲間と共にがんばりたい」と考えている人は、是非、尚朋スクールにご入塾下さい。
まずは「授業を体験してみたい」という人も大歓迎です。
お気軽にお問い合わせ下さい。
ご連絡をお待ちしております。
以下は下野新聞(2025年2月20日)に掲載された拙文です。
下野新聞社が全国の地方紙や専門紙と合同調査をした結果、回答者の約7%がジェンダーバイアス(性別に基づく固定観念)を理由に地元を離れた経験があり、そのうちの約8割が女性だったそうだ。本紙は「家父長制のような価値観や性別役割分担意識」が女性の人生選択に影響していると分析していた。
日本の家父長制は明治時代に「家制度」として制定された。この価値観は戦後も根強く生き残り、女性や立場の弱い人たちを苦しめてきた。最近は「ジェンダー平等」が叫ばれているが、地方では価値観の見直しが進まず、生きにくさを感じている女性は多い。
今、私たちに求められているものは「家父長制」という古い価値観を見直し、ジェンダー平等の社会を作り上げることだ。そのためには価値観のアップデートが必要だと、昭和生まれの私は自戒を込めて思っている。
白蔵盈太著『一遍踊って死んでみな』(文芸社文庫)を読む。
白蔵さんの作品を読むのは初めてだった。
一遍は鎌倉仏教の時宗の開祖だ。
しかし、一遍自身が教団を作ったわけではない。
一遍の死後、彼の弟子たちが教団を組織したのだ。
遊行上人と呼ばれている一遍は、「踊り念仏」で有名だ。
「捨聖」とも言われていて、死ぬ直前に、自分の身の回りのものすべてを燃やしてしまった。
かなりぶっ飛んだ人である。
この小説の主人公は、ロック好きの高校生のヒロ。
彼は下校途中に雷に打たれ、鎌倉時代にタイムスリップしてしまう。
そこで一遍と出会い、魅了され、一遍の死の直前まで行動をともにする。
物語はヒロの視点で進んでゆく。
「念仏は現代のロック」という視点がおもしろかった。
確かに、言われてみればとても似ていると思う。
とにかくおもしろく、一気に読み終えてしまった。
文体も読みやすく、歴史小説や時代小説に馴染みのない中高生にも楽しめる作品だ。
もちろん、実在の人物とはいえ、人物像は作者が作り上げている。
けれど、「一遍って、こんな人だったかも」と思ってしまうくらい説得力がある。
最高のエンタメ小説だ。
白蔵さんの歴史小説をもっと読みたいと思い、さっそく葛飾北斎が主人公の『画狂老人卍』(文芸社文庫)を注文した。
今から楽しみである。